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専門家コラム

令和のヤミ金となった給料ファクタリングとは何だったのか?コロナ禍の一年を振り返る

令和のヤミ金となった給料ファクタリングとは何だったのか?コロナ禍の一年を振り返る

当サイトでは個人の現金調達を支援する様々なサービスを紹介してきました。

今年を振り返るとコロナ一色の一年でしたが、業界内に目を向けると給料ファクタリングが一気に没落を見せたことが印象的でした。

その代わりに様々な新しい現金調達サービスも登場していますが、興隆を見せた給料ファクタリングという一つの時代の終焉を見せられた気がします。

この回ではコロナ禍の一年を振り返り、まさに令和の闇金となってしまった給料ファクタリングの存在について改めて考えてみたいと思います。

■給料ファクタリングの理屈は画期的だった

給料ファクタリングの理屈は画期的だった世に給料ファクタリングというサービスが登場し始めたころ、「ファクタリング」といえば企業が保有する売掛債権の譲渡であるという認識が一般的でした。

ビジネス分野の言葉ですので、一般の人でファクタリングを詳しく知っているという人はあまりいなかったはずです。

売掛債権は他社から売上金を回収できる権利で、ここに財産としての価値をみることができます。

これを個人向けに転用したのが個人向けファクタリングで、勤め先から給料をもらう権利をビジネス分野における売掛金の回収と同視したわけです。

給料債権」という言葉も登場し、これを売却してお金を調達できるということ、そしてロジック的に借り入れではないので、総量規制なども問題にならないという、利便性においては抜群の現金調達法として人気が高まりました。

■仕組み的に闇金が目を付けやすいのが仇となる

仕組み的に闇金が目を付けやすいのが仇となる一応の外観上、給料債権の売買取引であるということでいわゆる金貸しとは異なるため、貸金業法の適用を受けないことから現金化業者は自由な活動が可能でした。

営業許可や免許取得、事業者登録といった義務もないことから、利用者の増加に呼応して多くの業者が参入を始めます。

これにいち早く目を付けたのが闇金勢力です。

多くの場合、闇金も金を貸した相手は給料から返済するだろうと考えています。

貸し付けの場合は利息をのせて後から回収しますが、闇金にとっては儲けが出ればいいわけで、別に名目は利息でなくとも構いません

給料ファクタリングでも、利息ではなく手数料の精算として上乗せして回収できるので、資金回収の理屈は実質的にほぼ同じです。

闇金にとってはファクタリングという看板を利用することで堂々と営業できるので、多くの闇金勢力がなだれ込んでくるようになりました。

■業界団体からの公開質問によって闇金認定される

業界団体からの公開質問によって闇金認定される利用者が増えると同時に闇金流れの悪質な業者も増え、市場の印象が次第に悪くなると、ビジネスファクタリング方面で活動する事業者団体がイメージ低下を嫌って給料ファクタリングの規制を要望します。

金融庁に対しノンアクションレター(法令解釈にかかる照会)を行い、給料ファクタリングは実質的に金銭の貸付けであり、そうであれば給料ファクタリングを行う事業者は貸金業法によって規制される立場となり、無登録で事業を行うことは違法ではないのか?という疑義照会がなされました。

これに対して金融庁は公式見解として業界団体の主張を認め、給料ファクタリングは貸金業に該当し、無登録での営業は違法であるとの認識を示します。

つまり給料ファクタリングは闇金であるということが金融庁に認定されてしまったわけです。

■没落の始まり

没落の始まり前項の公式見解が出た後も、しばらくは大きなうねりは生じませんでしたが、数か月すると弁護士に相談した利用が裁判で被害を訴え出るようになります。

裁判では個別の事案で審理が行われますが、監督行政庁が違法性を認めているわけですから、裁判所も給料ファクタリング業者の違法性を認め、闇金によって受けた被害であるという判断を下します。

裁判は各地で提起され、概ね数か月に一度は給料ファクタリングの被害を認める裁判のニュースを見聞きするようになります。

給料ファクタリングの看板を掲げていた業者はこぞって撤退をはじめ、新規の貸付けを止めて資金の回収だけに絞って活動する業者がいたかと思えば、夜逃げ同然で資金回収も放棄して雲隠れする業者も出始めました。

こうして蜘蛛の子を散らすように業者が撤退してゆき、給料ファクタリングバブルは終焉を迎えます。

しかし業者が撤退して困るのはお金が必要な人たちで、別の現金調達法の登場が望まれました。

■新たな現金調達の仕組みが生まれる

新たな現金調達の仕組みが生まれる違法性があるとしても、現金が必要な事情をかかえる層には一定のメリットがあった給料ファクタリングが使えなくなると、現金難民が増えます

そこで給料ファクタリングに代わる新しい資金提供方がいくつか開発されてきました。

給料債権とは異なり、従業員が立て替えた経費を受け取る権利を売買対象にする経費債権ファクタリングや、後払いで商品を購入し転売する後払い現金化、宣伝広告を手伝った名目で現金の提供を受ける宣伝報酬現金化などおもしろいサービスが色々と登場してきました。

これらのサービスは今のところ違法性を指摘されることもなく、特に大きなトラブルが起きたという事件も聞きません

現金需要を持つ層にはこうしたサービスが役に立っている面は確かにあるので、良質な事業者が活躍してくれれば安全な業界を作ることが期待できます。

特に今年はコロナ禍でお金に困る人が多くなり、こうしたサービスに助けられた人も多かったと思います。

来年以降もこれら新興サービスは需要を増していくと思われますので、今後どのような進化を見せるか見守っていきましょう。

■まとめ

まとめ本章では今年一年を振り返り、給料ファクタリングの勃興や新たな資金調達サービスの登場について改めて考えてみました。

使い勝手も悪くなく、需要も盛んにあったのは確かですが、不良業者が蔓延したため給料ファクタリングはすでに利用できなくなっています

しかし新たな現金調達法がいくつか開発されていますから、こちらで資金需要を満たすことができるので諦めずに検討してみましょう。

当サイトでは新たな現金調達法やサービスを提供する事業者の詳細をどんどん紹介していきます。

これからも最新の情報を見逃さないようにチェックしてくださいね

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